甘い責め苦。雨・・・・・第弐話
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「ぁン…っは…ぁ…っ…ぁく…」





少しでも嫌がるフリをすればもっと…
もっと晋助は冷酷で残虐な言葉と牙で俺を責める。
それさえも、愛しい人間から与えられる快楽になっていることを晋助は知らない。
だから言わない、言えない…



「…まさかお前が男、銜えんのが大好きな淫乱だったとはな…何も慣らす必要なかったみてぇだな…。」



高杉は俺を都合の良い性玩具としてしか見ていないから…
ふらりと現れて、甘い声だけを搾れるだけ搾り取っていくと愛の一つも囁かずに
帰っていく。

それで今日、わざと高杉がいきつけという―…男を娼夫として扱っている…―裏遊郭へ赴いた。
…わざと。
高杉がそこへやってくるのを見越して、わざわざ有給まで使って…
我ながら馬鹿だと思う。本当に。

真選組だという事を隠して、
…名も知らないドコカノ金持ちの親父に、高杉に開拓された躰を…脚を開いた。
この躰には物足りないけれど、それなりには悦かった。

案の定、店の支配人に羽交い締めにされた晋助が、
鬼のような形相で部屋の扉を勢いよく開け、押し入ってきた。

まだ、相手の親父と繋がったままの俺を映してた、晋助の瞳を見た。
―…でもその時、最高の高揚感を感じた
晋助の目が俺だけを見ていたから。

晋助は、あたふたと後ろで慌てふためいていた支配人の顔めがげて、
山のような程の万冊の束を投げつけた。




―…コイツは俺が買う。




…そして、乱れた着物のままの俺の腕を力任せに引きあげ、遊郭の地下にある座敷牢に俺を放り込んで、頬を殴った。

―…以前、晋助が言っていた…娼夫を性奴隷として、競りにかける時に使うという…その、座敷牢。

高笑いをしながら、時折、怒気を含んだ声でなじりながら何度も何度も晋助は俺
を殴った。
その晋助の声が薄暗い座敷牢中に響きわたる。
いつまでも
いつまでも

口の中に真っ赤な鉄の味がして、じわじわと口内に広がっていった。


―…でも
でも、こうでもしねぇと逢ってもしてくれない癖に。



「…ペニスぶっ込まれてぇんだったら、俺が来るまで良い子に待ってろっつった
だろォが…あん?」
「…っ…ぁ…も…」



目眩がしそうな程な幸福感。
はしたなく晋助に絡みつく肉壁さえもが愛しい。




ほとんど思考回路なんかなくって。
ただただ、快楽に溺れて。




「…今度は何をぶち込まれてぇんだ?…俺のもん以外に何が欲しい。」




髪を掴んでいた右手を俺の顎にかけて、上向かせる。
結合したまま、躯を反らされる。
ギシギシと骨が軋む。
薄暗いその中で、わずかに差し込む光のおかげで晋助の顔が見えた。
さらに激しく突き立てられて、前立腺を刺激される。
突き上げるみたいに、粘膜が破れそうになるくらい、深く穿つ。
ズチュ、と晋助の物が、ナカで切れた粘膜から溢れる血液と一緒に腰を打ち付ける。




「ぁンっ…んぁ」
「…なんも言えないぐらい悦いってか?ふん、んじゃ…お望みどおり、もっとお仕置きしてやろうか…」




晋助は、俺の虚ろな視界の前にゴロリ…とグロテスクな、見慣れた玩具を並べる。
…1番、奥にあるのは…確か…ずっと前に、“楽しい遊びだ”、と言われて1日中、仕事の最中でさえも付けさせられていた小さなローター。
隊士の人間が通り過ぎる度に、背筋が震えて、気付かれているのではないかと怯えたのを覚えている。
男根の部分に、数え切れない程のパールがついた真っ黒なバイブレーターは、自分で挿れろ、と言われて泣き震えながら言われた通りにした。
あっちのは、銜えさせられたまま晋助の前に脚を開いて、自慰を強要させられた時の。
そこのは、晋助が偶に足を運ぶ、攘夷派の寄り合い先で…
面が割れぬようにと、目隠しをさせられたまま、下の後孔に飲み込んで、晋助の雄を口淫した時の。





…目にしただけで頭をよぎる、淫らな快楽に自身の先端が濡れる。
ぽたり…と、畳に先走りの白濁が垂れた。




嗚呼、、、興奮する。してしまう。
もっと、もっと、もっとなじって。




「…っ、あ、はぁー…っぁ」
「…どれが欲しい?…まァ、お前にとっちゃ、どれも悦い思い出しかねぇだろうがな…」



ククク…


その中から、1つだけ玩具を手にすると、そのままその先端で俺と晋助が繋がっている蜜部の周りをなぞる。
ビリ…と背筋を駆け抜けて、頭まで到達する危険な信号。








※COMINGSOON※




 
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