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■600H→《ヤスケ様》























甘い責め苦。雨
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雨の音と、結合部分から聞こえる淫猥な粘着質な音しか頭の中に響いてこない。
畳に顔の方頬を押しつけられ、後ろから俺の髪を掴みあげ、自分だけ快楽を貪る
ような口吻をされる。
噛みつくようなキス。



「ぁんっ…っぁっぁ…んぁっ…し…すけ…も…っぁやァ」
「ヤダじゃねぇよ。悦んで何言ってやがる。」



俺の躯を獣のように四つん這いにさせて後ろからから貫く男。高杉晋助。
過激派の中でも最も危険な男。
俺にしてみれば危険な魅力をもって自分を虜にさせた唯一の男。
俺の首に繋がれた真っ赤な首輪から伸びる、鈍い銀色の光を放つ手錠で
両手を後ろ手に拘束してされている。
でも、
俺のナカを激しく擦りあげる高杉の雄がたまらなく気持ち良い。
初めて抱かれた時は、嫌悪感と背徳感でたまらなかったこの行為も
今では最高のご馳走になってっしまっていた。
脚の間の付根からドロリと血が伝うのが分かる。




「もう…ヤメ…ぃったァ…っぁは…っ…っぁう」




いつまにか、焦がれて惹かれて相手。
指名手配だというのに、本来なら警察の俺とでは敵同士だけれど…





あれは今日みたいな雨の日で、でも冷たく降り続ける雨の夜になぜだか惹かれて、俺はふと街へ足を運んだ。
気が緩んでいたのか、この俺が晋助に後ろを取られた事に全く気付かなかった。
誰に腕を引かれたのかも、あの暗がりと雨の中ではわからずに、
空から無惨にも降り続ける冷たい雨と同じように無理矢理拓かれる、軋む躯の痛みに泣いた。

泣いて、叫んで、叫んで。
ただの雨音ばかりが虚しく響いて、俺の声をかき消していく。
躯を下から2つに引き裂かれるような、そんな激しい痛み。
潤いなどまるでなく乾ききった器官にを割拓いて、乱暴に俺の中を犯す晋助の熱を今も覚えている。
ただ、自分だけが楽園をみれるだけの一方的な行為。
俺の蕾は犯されるだけのただの、都合の良い性器。
こんな陵辱に合うぐらいならば、その場で舌を噛みきってやろうかとも思ったけれど、
銜えさせられた猿ぐつわのせいでそれさえも構わなかった。
どれだけ粘膜を傷つけられて、ぐちゃぐちゃに掻き回されたのか…。

俺は与えられる、傍若無人な危険な快楽に酔い、はしたなくも精液を垂れ流し続けていた。
その間にも、晋助は抜かずに何度も何度も俺も躯を貫いたのだ。
ぐちゅぐちゅと結合部分から、耳を塞ぎたくなる水音だけが立っていた。
引きちぎられた着物裾から覗く内股に、俺の血の混じった晋助の欲望の証が、
ぎちぎちに埋め込まれている蕾から溢れて伝う。
淡い桃色、実際にはグロテスクなピンク色。




苦しくて、悔しくて、情けなくて死んだ方がマシだと思い、何度自分の刀を手に取ったか。
ふと、目に入った小刀で手首に真っ赤な筋を入れてみたりもした。
生きてる事がわかると、また、暗い闇に引きずり込まれる。
この手首から、真っ黒な血が流れたら良いのに。




…けれど、いつのまにか気付いてしまった。
…最後まで、それに踏み込むことができなかった俺は、もう、あの痛みを伴う快楽と、
自分を組み敷いたあの、強く冷たい光を宿す瞳を求めていたのだ。
…遊郭で、どんな綺麗な女を抱いても満たされないこの疼きが、男を、晋助を欲しがっていることに。




気付いてしまっていたのだ。




「強姦されてアンアン鳴いてんじゃねェよ…淫乱が…薬もねぇってのに…。そんなに痛ぇのが好きか…?マゾヒストが」
まぁ、俺も相当な加虐性愛者だがなァ…?






ヒャハハハ







もっと詰って。
もっと虐めて。
貴方の刃で貫いて。









第弐話へ→






 
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