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■1000H→《香蘭様》
沖土羞恥プレイ



















*'+。.:

独裁エロチカゲーム

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「…王様だァれだ…?」






目をギラギラとさせた隊士達をぐるりと見渡し、近藤が口を開いた。





鬼の副長―土方―の水面下で行われているちょっと変わった王様ゲーム。
ひそかに真選組隊士内(土方除く)で流行っているそのゲーム。
知らないのは鈍い土方だけだった。
だが、この世には知らない方が良いこともあるのだ。
―…なにせ、このゲームの王様の特典は誰にも邪魔をされずに、
“土方とヤることができる”という警察らしかぬ行為がその特典だからだ。

王様になった人間の命令は絶対。
ゲームの参加者“全員”は王様の言うことに黙って従うことしかできないという
独裁方式の王様ゲームなのだった。
つまり、土方にどんな体位やプレイを強要しても誰も文句も言わないし言えない
。
それがゲームのルール、至って簡単。




「悪ィね〜。今日も俺でさァ。」
親指と人差し指で、先が赤のマジックで塗りつぶされた割り箸を摘んで、見せび
らかす。

「なにィィィ!?マジでか!?また俺じゃねぇのか!?」

間を空けずに、まず一番に近藤が絶叫する。

「きょっ局長っ静かに!!!副長が起きちゃいますよ!!!しかも其れ、みんなが思ってることですから!!!」

隣から山崎が慌てて近藤の口を両手で塞ぐ。

「また沖田隊長かよぉ〜」
「ずりィよォォォ絶対仕込まれてるよォォォ〜」
「俺も副長に縛りプレイとかで虐げたい〜」

いや、それは俺がやるし。
(↑沖田隊長の腹の中の突っ込み)

「…ん?なんでぃ。なんか文句でもあるのかィ?」

愛らしい端正な顔とは正反対に黒くニコニコと微笑みながら、腰にある日本刀に手をかける沖田。



『『『ナンデモアリマセン』』』



王様の命令はゼッタイ。
ダレモサカラエナイ。





そう、沖田はこの異例な独裁王様ゲームの全戦全勝中のチャンピオンなのである。
これは裏で沖田が仕組んでいるという仕掛けなので、当然の結果なのだが。
彼の腹の中はブラック・ホールよりも果てしなく暗く、黒い無限の世界そのものなのだ。




そう簡単に、他人に手ぇ出されたらたまったもんじゃねぇや。
俺の土方さんを公認でヤろうなんざ、100万年早ぇってんだ。



沖田をここまで奮いたたせるのは、そのゲームの対象商品となっているのが、
他でもない恋人の愛しの土方だったからである。
土方は周りには決して気付かれまいと、万事屋はもちろんのこと、
近藤や山崎などの他の隊士に『沖田と恋人同士の関係』にあることをひた隠しにしていた。
実際、バレていないと思い込んでいるのは土方だけだったのだが…。
とうの昔、沖田が土方に告白をして付き合い始めたその日のうちに、
沖田が土方が席を外している間に、スピーカーを掲げて、『土方は俺の物宣言』をしながら、
屯所中にふれ回っていたのだ。
その朗報(悲報?)を耳にした近藤と山崎の落胆ぶりはその日から1週間は続き、
真選組屯所を重いオーラが包んでいた。
そんな中、1人沖田がほくそ笑んでいたことは言うまでもない。










…あの人見てると、どォも、俺の中の加虐心が猛烈に煽られるんでねィ…。















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