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chocolate*kiss+弐+
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土方の聴覚と、快楽をさらに煽り立てるように、
天を向いて甘露な蜜を滴らせている土方自身に軽く歯と爪を立ててやる。

「ァあっ…んァ///…っ…ァ…出ちゃ…ァああああ」

ぢゅぷ…と、彼の蕾を貫いた時のような粘着質な音が響いた。

ビクビクと敏感な身体を震わせながら
絶頂へと追い上げられた土方は銀時の熱い咥内の中で果てた。

「ひ、ぅ…は…ぁ、ん///」

銀時の喉が音を立てながら、自分の精液をうまそうに嚥下していくのを
虚ろに眺めながら肩で荒い呼吸を繰り返す土方。

「…美味しい…最高だよ。トシ君のミルク…」

銀時の口角から、ツゥ…と白濁の蜜が伝い落ちていく。
それを舐め取るようにねっとりと這わされる真っ赤な舌と、白くて長い指先。

「…っ…///…んなもん…舐めるな…」

「どうして?…銀さんはトシ君の糖分取らないと死んじゃうんですよ?」
そう言いながら銀時はクスクスと笑って、身体を起こすとベッドサイドにあるチョコレートパフェを手に取る。

「…今度は…こっちで俺をイかせてよ」
…ねぇ?トシ君…。

「…っ…ふ…ンん///」

舌先でパフェの生クリームを掬うと、そのまま土方の唇に自分の唇をそっと寄せる。
自身の放った物の苦みと、銀時を纏う甘ったるいクリームの味…が今度は土方の咥内にじんわりと広がっていく。

「…美味しい…最高だよ。トシ君のミルク…」

ふと、銀時がその長い指を伸ばした先は熱い物を求めて
物欲しげにヒクつく土方の蕾。
ちゅぷ…、と音を立てて突き立てられた指さえもみるみるうちに呑み込まれていく。

「…ぁ…ん…っン///」

根本まで埋め込んだ中指の第2間接までを
くの字に曲げてちゅくり…とゆっくりと粘膜をかき混ぜてやる。

「ぁア…ふ///」

あからさまな喘声を漏らすと、銀時の長い指を素直に受け入れるようにして脚を開く。
「めちゃくちゃ熱いねぇ…こん中…」
今すぐさァ…。
こっちのお口に突っ込んで…、
かき混ぜてあげたいなァ…なんて。

先程放った欲情の証が滴り、今はまだ硬く閉じたままの蕾を緩く濡らしている。

「…さて…と、そろそろ…トシ君にも美味しいの食べさせてあげようか…」

赤く熟れ始めた秘密の蕾から、
はしたなく絡みつく胎内の粘膜を引きずりながらちゅく…、と銀時の指が引き抜かれてゆく。

「ぁ…はっ…ンん///」

ゆっくりと引き抜かれていく自分を埋め尽くしていたものを追いかけるように無意識に腰が揺れた。

そんな土方の乱れる様を愛おしそうに眺めながら
銀時は恋人の瞼に優しいキスを落としてふふ…、と微笑んだ。

「…やらしい声出さなくても…もうちょっとであげるから…」
良い子に待ってなさい。
「ぎん…っ…早く…っ…///」

緩く腰を揺らしながら自分を求める土方に
銀時は微笑みを称えながら、緩慢な動作で土方の両手の戒めを解いた。
やっと、甘く強請って望んでいたものが与えられる…と、土方はさらに涙で頬を濡らしながら脚を開く。



けれども、熟れた蕾にあてがわれたのは、熱い欲望ではなくて冷たい銀のスプーン。
たっぷりとチョコクリームとアイスを乗せたスプーンが自分の中に入ってくる。
羞恥を煽るように、ゆっくりと…。



「ぁっア…んゃ…ァアっ…く…つめた…ゃア///!!!」



体積は、さほどもないけれども熱く火照った粘膜をかき回すには
あまりに冷たくて堅い其れに慄いて躯をビクんと跳ねさせる。
同時に対照的に、熱い内壁の熱にじんわりと溶けて溢れだしていくチョコレートアイス。
つま先まで震えだして、その異物を全身で嫌悪しているというのに
銀時はその様子さえも楽しむように、目を細めながら眺めているばかりだった。



「…ほぉら…美味しいでしょ…?」
俺も食べたいなぁ…。



中からアイスが溶けて溢れだして来たのを確認してからずりゅ…、とスプーンを引き抜いた。



「…もう1口ぐらい、食べたいよね?」



銀時は、土方の返事も待たずにチョコレートパフェからアイスを掬い取って、
もう1度、土方の蕾の中へスプーンを沈めた。



「んャっ…ゃア…///…ぎんとき冷た…っィ…ァ///」
「…ん…?…あぁ…大丈夫、大丈夫…またすーぐ熱くなるから」
…ね?



土方の胎内にスプーンを沈めたまま、手を離して
蕾から、愛液と一緒に溢れるチョコクリームを舌でねっとりと舐め取る。

「…やらしいねぇ…ミルクだけじゃなくって…エッチな所から…スプーンまで銜えて離さないだなんて」
欲張りなのはよ〜く知ってるけど…ね。

「…っ…///!!!」


言葉を受けて、下半身に視線をやれば、自分の痴態に再び頬を真っ赤に染める土方。
男性器に見立てられたように、あらぬ所に沈められて蕾の中に銜え込んでいる銀のスプーン。



「…っ…ぃや…ゃ…ぬい…抜け…っ///」
「まだ駄目…もう少しだから…まァ…その時は代わりにもっと痛いの挿れちゃうけど?」


口の端に着いたチョコを手の甲で拭いながら、いやらしく口唇を歪めると
そのまま右手の指先にチョコパフェのグラスの中に突っ込んだ。

「…んン…ぅ…///…ァ」

その間にも、濡れた舌で土方の口唇をゆっくりと割りながら、
宥めるようなキスを交わしてベッドの波に押し倒していく。

「ァは…ぁん…んァ」

アイスを乗せた指先で、チョコを塗りたくるように指の腹を滑らしながら
土方の乳首をさすり上げる。
文字通り甘い香りの中の甘い口吻。
キスの巧い恋人に勝てるわけもなく、結局は流されて酔わされてしまうのだ。
クス…

「全く…本当に可愛いねぇ…お前は…」
クク…、と喉の奥で笑いを零しながら穏やかな瞳で土方を見やる。

「ふァ…んン…っ」

指先に残ったクリームを舐め取り、そのまま接吻づけ甘い吐息を奪う。
広がっていく波紋と、甘い香り。

「…じゃあ…そろそろ銀さんも気持ちよくさせて貰おうかな…?」



―…挿れてイイ?



土方の舌先から、濡れで銀に艶めく唾液の糸を引きながら、土方の、薄く汗を滲ませている白い腿に両の手のひらを這わせながらゆっくりと撫でる。
土方の膝裏を掴み、熱く猛った肉棒の先端だけを沈ませ、熱の存在を誇張する。
スプーンを銜えたままのたわわな果実からはクリームを溢れさせたままちゅく、ぢゅ…ぷ、と淫音を奏でる。

「んぁ…ゃァ!ん…ゃ…熱…ィ///」
ァ…は…

先端だけを緩く抜き差しを繰り返しながら、土方の反応を楽しむ。
その度に、精液なのかクリームなのかわからない乳白色の蜜が零れて布団に伝い、垂れていく。

「…返事してくんなきゃ分かんないよ…?」
俺のが欲しいの…って、もっかい、可愛く言ってよ―…



「…ぅア…ん///」



銀時の首に両腕を回して、震える躰と指先、赤い口唇で頬に接吻づけながらその躰を抱き寄せる。
銀時の顔の輪郭を撫でていくように、指の先でその線を辿りながら耳元に唇を寄せる。



「…銀…と…きィ…ぉ…ねが…キて…っ…///」
…欲しい…っ…///




「…可愛い…」



さらに土方の膝裏を掴む手に力を込めて、グ…と押し開くと腰を進め息をつかせる間もなく最奥まで突き上げる。



「んぁあ…ンっ///…はぁ…っァ///」



「…っ…中…めちゃくちゃ熱いねぇ…」
すげぇ…気持ちイ…



貫かれる熱に眩んで、快楽に激しい目眩を覚える。
目尻にもうっすらと涙が滲んできている。
初めの圧迫感にだけ耐えれば、後は恋人が楽園へ連れていってくれるから―…

ずちゅ、ずぷぷ…と肉壁を激しく擦りあげながら、粘着質な水音を立てて狭い中を進んでいく。
変な角度で抉るようにして肉壁を傷つけそうな程、堅い金属性のスプーンと、
高ぶる熱で土方を支配していく欲望の塊。
胎内にぎちぎちに埋め込まれているのに、痛みなどよりも先に快感が襲う。



「あっ…ぁん…っン…やぁ…ふァ…ン///」



欲望が渦を巻いて、下肢が疼く。



「…トシ君のミルクとチョコ…混ざって凄いうまそう…」
トシ君から甘い匂いしかしないねぇ…
―…食べちゃいたい…



銀時が突き上げて、確実に快処だけを狙って腰を打ちつける度に土方の躰が震えるようにビクビクと仰け反る。
同時にヒドく揺すられる分だけ熱でチョコが溶けだして、零れるミルクのように溢れ出す。
甘い快楽に包まれて、濡れる吐息と火照った躰。
口吻はビターチョコレート。
欲望と悦楽は甘すぎるスウィート。
その囁く言葉でさえもが噎せ返りそうに成る程のミルクチョコレートの香り。



「ぅ…ァ…んんっ…も…と、ァ…奥…来て…銀時…っ…///」



応える代わりに、再び深いところで舌を絡めてきては
どちらのものだかわからなく成るぐらいに互いの唾液を交換し合う。

ちゅ、ぷ…ぢゅ

快楽の涙に濡れて、歪んだ視界の中に見えるのは恋人の顔。
ぼんやりとした輪郭に両手を伸ばして、その体温を確かめる。

「…ァ…あん…ぎん…とき…ッ…んぁ///」
す、き―…

「俺も…すごい好きよ…?」
…こんな切羽詰まって余裕ネェの、初めてだからね…

「ァ…はぁ、ン…///」

土方の胎内を埋め尽くしていた欲望が突然、入り口付近までずるり…と引き抜かれ、無意識に追いかけるようにしてきゅ、と締め付ける。

「…コラ…そんなにしたら…動けないでしょ…?」
クスクスと笑いながら、蕾の入り口辺りに緩く抜き差しを繰り返す。
優しく諭すように、言葉を選んで少しずつ腰を引いていく。
「ゃァ…///」

密着していた銀時の濡れた躯を離さまいと、その背中に回した腕に力も込めて抱き寄せる。

「…止めないから…大丈夫だよ―…」

再び圧迫感が土方の肢体を貫くが、同時に全身を一瞬のうちにびりり…と電流が駆け巡る。

「ゃァっ///…んぁ…っやぁぁん///!…はン…ッ」

先程とは別の角度で抉られた衝撃に、女のような甲高い声で鳴いてしまう。

「…俺さァ…本当にトシ君のこと好きなの…。可愛いから…いつも心配なんだから…」
誰かに奪られやしないか…って…

「…しな…ぃ…っ…///…ぎ…とき…だけ…っ…んん///」

だんだんと激しいものへと変化していく注挿にますます絶頂へ追い上げられていく。
熱を分かち合う時の特有の淫猥な水音さえも、頭のずっと奥に吸い込まれて消えて行く。
耳に届くのは、互いの鼓動と荒い息づかいだけ。

「…っ…安心、した…」

愛おしそうに微笑みながら、啄むような口吻を1つ。
完全に熱に蕩けてしまった柔らかな肉壁を
銀時の熱が犯していく。
その熱と一緒に溶けてしまいそうな程の快楽。
1つに溶けてしまったような感覚。
絶頂が近くなった土方は腿をわずかに痙攣させながら銀時の躯に両脚を絡ませる。

「ァっ…んァあ…ぎん…ぃ…イきた…ぁ…んぁ///」

密着する火照った、銀時と自身の躯の間で
天を向くようにして土方の欲望が腹に反り返ったまま、勃起している。
欲望の先走りが止まらずに、土方の腹筋あたりから
両腿の奥の、淫らに濡れた蕾に向かって伝い落ちていく。

「…ん…っ…良いよ…イって…?」

甘くに微笑みながら、更にピストンを早め、土方の射精を促す銀時。
その先を促す行為に、銀時の背に爪痕を刻む事で何とかやり過ごすが
当の黒猫は、只、弱々しく首を横に振るばかりで―…

「…ゃ…ァっ…ぃ…しょ、がィ…イ///!」

銀時の汗ばんだ躯に、胸の突起を擦るようにして、距離をさらに縮める。
一瞬だけ目を丸くするが、ふと…すぐにスゥ…、と目を細め赤く上気する頬にキスを落とす。
何度も…何度も。
貫く熱が、一点ばかりを責め立てる度に
欲の証が出口を求めて彷徨い続ける、その心地よい…陶酔感。

「…お前は本当可愛いねぇ…」
…銀サンの、萌えポイントでも知ってんのかねぇ…?ホント。

「…ぎ…んときぃ…っ…ぅァ…ァん…っぁアアァ///!!!」

ビクビクと背をしならせながら、欲望の証を自身の腹に吐き出す。
欲を解放した直後の土方の熱い胎内で
一際、体積を増して膨張した銀時の白濁が最奥に叩きつけられた。

「ひゃ…ぅ…っ!…んァ…っは…はァ…っ…あつ…っ…///」

熱い飛沫が、ドクんドクんと直腸を流れていく。
全てを満たされたような幸せ安堵感と
抱きしめる熱の、確かな温度。
耳元にかすかに届いては、頭に響いて残る銀時の荒い息遣い。

「…ァ…ぎん…とき…っ…///」
好き、すき…好き。

かすれて声にならない言葉で何度も繰り返す。

「好…き…///」

銀時には届いていないかもしれないけれど、言葉にせずにはいられなかった。

「…俺も…愛してるから…」

頭ごと、その大きく暖かい手のひらで包み込むように土方を抱き寄せると
目を瞑りながら、銀時も愛の言葉を繰り返し続ける。

「…ごめんね…?ちょっと…意地悪し過ぎちゃったかねぇ…?俺」
「…。」



土方は何も口にすることなく、甘える子猫のように、只、
躯を銀時すりよせて胸元に顔を埋めたままフルフルを首を降る。


「…怒ってない?」

涙に濡れて、未だに熱が冷めずいる、欲の色を持った黒の瞳が
ふと、銀時の顔を上目遣いに見上げてくる。

「…好き…だから…平気…」
…気持ち…良い…っ…///

(いっつもこのぐらい素直だったら、楽で良いんだけどねぇ…セックスまで、なぁんて)
まぁ、でも。
またその、意地を張って強がるお堅い君も
とても愛しいと思うのだけれど。





「…俺も…凄い良かった…」
トシ君の中、気持ち良すぎるんだもん…。





難攻不落な君の心はビター。
苦くて甘い、言葉でトロケル、スウィート、チョコレート。
熱くて、たまらない熱と快楽。
溶けて
溶けて
1つになるチョコレート・キッス。
愛の言葉と一緒に、君に…。



俺毎、全て。
愛しい君へ。











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