「多串くん、チョコパフェおごって?でなきゃ俺とエッチして」
「とりあえず死んどけ」

一体何を言い出すかと思えば…、
この飄々としたつかみ所のない銀髪野郎は…

「ざけんな、寝言は寝ていえや」

わざとらしく俺の腰に腕を回して抱き寄せると、肩口から顔を覗かせて問いかける。
こういう所が慣れている感じがして少々腹が立つ。

「んね、なんで?多串くんと定期的に濃密な甘い淫らな夜を過ごさないと死んじゃうんだよー?僕はぁ」

嗚呼…耳障りな五月蠅い音。









*'+。.:
chocolate*kiss
*'+。.: 










「…で?なんだコレ。なんで俺がパフェおごってんだよ」
「あらあら、なに〜?多串くんも食べかったの?じゃあ仕方ないからアーンしてあげるからお口を開けて?」
「いやいやいや言ってないから。マジで」

久しぶりにデート(…///)と言われ、誘われたかと思えばいつも通りの喫茶店。
…んで、何故かチョコパフェをおごらされている俺。

「公務員だからってたかってんじゃねぇよ。…俺はお前の財布じゃねぇ!」

ふてくされるように、頬杖を付き、銀時からあからさまに顔を反らすと大きな窓から外の街並みを眺める。 

「わかってるって。多串くんは財布じゃなくって俺のお嫁さんでしょ?昼は怖いけど夜は夜で俺のおいしそうに飲みこんじゃって淫乱すぎてこわ
「てめぇ…その空の頭、一生使わなくても良いように切り落としてやろォか…?」
ダン…、と店のテーブルを片足で乗り上げ、鞘からスルリと音も立てずに抜いた刀の刃を、銀時の首筋5ミリ手前で寸止めをする。

「恥ずかしがっちゃって全くいやだねぇ?この子は(^^)♪」
「…。」

これ以上言っても何も変わらないと踏んで、刀を鞘に戻す。
だんだんと日常茶飯事になってきているこのやりとり。 

「てめぇと話してっと、本当キリがねぇ…」
「俺は幸せだけどね(^^)」
一緒にいられるだ・け・で♪

「…そういうこと…よく言えるな…恥ずかしい」

銀時のその言葉を聞いて嬉しいと感じてしまうようになったあたり、俺もコイツの甘さにやられているのかもしれない。
目の前にある超特大(ふつうは4人で食べる)のチョコレートパフェに幸せそうにかぶりつく銀時を見ているのは嫌いじゃない。

「でもさァ…デートに誘ったら忙しそうなのにこうやってきてくれるじゃん。なんだかんだいって多串くん、俺のこと大好きでしょ〜?」

スプーンいっぱいに生クリームとチョコレートをのせて口へ運びながらケラケラと笑い、微笑む。

「…んな…っ…!!!てめ…う、うぬぼれてんじゃ「ハイ、隙あり〜♪」

瞬きをしている間に言葉を遮られた。
代わりに口の中に、チョコレートと洋菓子特有の甘さが広がっていく。

「んんッ!?っん…///…ふ、ぅ…」

こんの糖尿野郎…!!!
こんなトコで何盛ってやがるッ///!!!

「んーっ!!!…は…な…っ…ふ」

“今すぐ俺から離れろ!!!”の意味を心から込めて銀時の胸を両の拳で叩いたけれども
何を思ったのか嬉しそうに微笑むとさらに、名の通りの甘いキスを俺に与えようと舌を使って咥内の愛撫する。

“そんなにキスのおかわりが欲しい…?”

そう囁かれた気もする…。
けれどもそんなことより今、ここで、公衆の面前であきらかに男同士とわかるそれがキスを楽しんでいて(一方的だが…)
一般論として受け入れられる訳がない、という焦りの方が大きかった。




てめぇには関係ねぇことかもしれねぇが、俺は仕事からそのまま抜けてきたので隊服のままだ。
だからどこからどう見ても“真選組”の隊士とわかる。



そんな武装警察の人間が男と真っ昼間っからスキャンダルなんて―…

「んん―…さ…かた…ァ…やめ―…ッ///」

なかなか離れようとしない唇から逃れるために無理矢理にでも顔を背けようと試みる…。
けれど、それさえも、いとも簡単に銀時の指に阻止されてしまう。
長い指がなめらかに顎のラインに沿って捕らえる。

「…っはァ…んは…ァ」

やっと俺が銀時から解放されたのは、何度も斜めの角度からの深い口吻をたっぷり堪能させられた後だった。

「ど?これでもまだ俺のこと好きじゃないなんて言う…?」

銀時は透明な絹糸を引いた舌で濡れた口唇を舐めながら、俺の瞳を見つめて妖艶に微笑んだ。
俺と銀時を繋いでいたその艶やかな銀糸を目の当たりにして
う…と言葉に詰まったけれども負けじと反論をする。

「ざけんなァァ!てめぇは馬鹿か///!?好きどころか今ので大嫌いになったっつーの!!!」

正直、俺はコイツの…銀時の真剣になった時の瞳が苦手だった。

俺の頭ん中を全部見透かされてるみたいで…
その上での確信的な言動。
何より、目の前のコイツが欲情している時の、恋人の時間の時の瞳を思い出すから、見ていられない。
それほど迄に俺自身がこの男に虜にさせられている事を思い知らされる。

「糖尿のうえに変態じゃァ救いようがねぇな…」
「まァたそやって銀サンの事を馬鹿にするー…1回、痛い目にあった方がいんじゃないのー?多串くん」
「あ?」
「…大嫌いだなんて嘘でも言わせないようにしてあげなくちゃねぇ…?」

必要以上の極上の微笑み。
この表情をする時は決まって、自分の失言を後悔することになる。
いや、後悔してもしきれないといった方が正しいかもしれない。

「…ぁ…いや…ぁ、あのー…ι」



まずい…。
逆鱗に触れちまった…。



「…ぁ、銀…銀時?「名前で呼んだって駄目」
「…じゃ、じゃあ今度はイチゴパフェでも喰「だから多串君が喰いたいんだって」
「…。」

八方塞がりとは、まさにこのことか。
いつもなら“パフェ”を話の引き合いに出せば必ずと言って良いほど食いついてくるのに…。
今日に限ってこんなんだ。これだから扱いに困る…。
と、いうより普段のことも言えば大の大人がパフェごときに踊らされてうのもどうかと思う。

「…めんどくせぇな…俺が悪かったよ。だから機嫌直せ…」
「やだ。多串君がえっちしてくんなきゃ絶対やだ」
「…っ…てめぇは餓鬼か!!?」
「ガキだってなんだって良いから、好きなんだもん。しょうがないじゃん…多串君が仕事忙しいから〜って、
どんだけ俺がお預けくらってると思ってんの?」

パフェを口に運んだスプーンを銜えた銀時が、ぷぅっと頬を膨らませるのをみて、改めて、やっぱり大人げないと思った…。
コイツが俺より年上だなんてありえない。
つーか、考えられない。

「…2週間…?」
「1ヶ月だっつの!!!健康な成人男性がそんな長い年月の間欲望を我慢できるかっつの!!!」
可愛い恋人、前にしてさぁ…まだお預けだって言う気…?

土方を見つめる瞳はまだ欲に染まったままで、自分の心を見透かされそうなくらい鋭い光。

「…っ…///」

「…ね?」

妖艶な瞳で、土方の濡れた黒の光を見つめながら、余していた自分の右手をを土方の左手の指に絡めて唇を寄せた。
銀時がエンゲージ・リングを勝手に予約した、左手薬指。

―…トシ君の薬指の指輪も、トシ君の躰もココロも全部…俺だけのだから―…

ちゅ…、と小さく接吻て、かすかに熱い舌でツー…、と指先まで舐めあげる。

「…っ…わか…ったよ…///」

不覚にも乙女モード全開になってしまった土方は、
今にも銀時の耳に届いてしまいそうなくらい、胸の鼓動をドキドキと高鳴らせていた。













+++












「…確かに俺ァ“分かった”…って言ったけどよ…」

結局、あのまま喫茶店から銀時に腕を強く引かれて、ズルズルとラブホテル街に来てしまった土方は
すでに無駄に華美なダブルベッドの上に放り投げられていた。
上着は床の上に無造作に置かれ、はだけたカッターシャツの胸元からは、
赤く色づく突起が露わになってチラチラと覗いてはその度に銀髪の変態を喜ばしていた。



先程―…
部屋の扉を開け入ってすぐに、余程飢えていたのか、銀時は呼吸する間も与えない程深く土方に接吻づけた。
まだ、甘く香るチョコレートの味のキスに酔わされて、
おもむろに銀時の首筋に腕を回した土方の顎を捕らえて唾液を絡ませながら
もう片方の手だけで、シャツのボタンを器用に外していく。
そしてそんな淡い恍惚感に身を任せている間に、いつのまにか、ベッドの上にいたのだ。
オプション付きで、ではあるが。



ふわふわのシルクにドギツイピンク色のベッドシーツ。
あからさまな上、“どうぞ使って下さい”と言わんばかりにサイドテーブルの上にきちんと並べられた置かれたゴム。
小物に至っては真っ赤なハートの形をした肌触りの良いクッションに、
天井からぶら下がる、この部屋には不釣り合いな、シャンデリア。
きわめつけにはベッドヘッドから繋がれた、土方の手首に絡みつく、無機質な冷たい鎖。
オプションってコレ。



「銀時ィィィ!!!てめェこりゃァ何のつもりだコラぁぁぁ!!!」



後ろ手に自分を拘束する鉄の塊である手錠をガチャガチャと鳴らして、ベッドの上で暴れ始める土方だった。

「おめェは警察でもねぇ癖に、一体どっからこういうのを仕入れてきやがんだ、てめぇ!!!」
「ん〜?この前、トシ君が俺んち泊まったときにちょっと拝借したの〜vV」
「…どうも見つからねぇと思ったら…いつのまに…っつ…」

「愛故にだよ。つい出来心でさぁ〜♪」

ふふ、と微笑みながら拘束された土方が座る、ふかふかのベッドに乗り上げる。
ギシィとスプリングが軋んで緩く弾ませたまま土方の白い首筋に唇を寄せて、ついばむようにちゅく…、と何度も接吻づける。

「…んぁ…///」

「…マンネリ化しちゃって、トシ君に俺の躯飽きられたらヤダからさぁ〜、たまには良いでしょ?」
手錠プレイ…なんてのも♪

「…誰も…っ…んなこと頼んでねぇ…よっ…!!!…つうかぁ…そこにある、パフェ、何に使う気だ…ッ///!?」
「…決まってんじゃん…トシ君のナカ、甘いチョコでいっぱいにしてやる為だよ」
わざわざルームサービス取っちゃった。
※そういう設定でお願いします。実際はわからないyo。

土方のはだけた胸元から指を差し入れて、ぷっくりと膨れた胸の突起をきゅ…と指で直にさすり上げる。

「ふ…ぁ…んん…///」

先程まで強がって銀時を罵っていた土方は、途端に鼻にかかった甘い嬌声を零した。
首筋から濡れた唇が少しずつ滑り降りていって、その痕を淡い朱の華弁が咲いていく。

「ん、ふぅ…ん…ァん///」

ピンク色に尖り始めた胸の飾りの片方に、熱を持った舌がたどり着く。

「乳首も…可愛い…さくらんぼみたいで、すげぇ旨そう」

「…ひぁぁ…ん…っ///…ふぅ…ぁ///」

片方は銀時が指先で、乳頭を押しつぶすようにて捏ねながらもう片方にはねっとりと熱い肉厚を這わせた。
銀時の唾液の跡が甘い飴細工でコーティングしたようにぬらぬらと突起を輝かせている。
舌の奥の方で、突起の輪郭をたどりながら擦り上げるような感覚で土方を甘く責め立てた。

乳首の先端から、じんじんと小さな快楽の熱の波紋がゆっくりと広がっていく。
ぞろりと舌が這う度に、土方の躯にぴり…と電流が走ってビクンと弓なりに白い肢体がしなる。
滑らかな透き通るような、ぬけるような白い肌。

白粉彫りのように、躯の熱に伴って、淡い薄桃色がうっすらと浮かぶその柔らかな肢体。

その拍子で無意識のうちに、銀時の温かい口腔内の中へ胸元を自ら押しつけるようにして、突き出す形になってしまう。
愛撫を欲しがるような、いわゆる“おねだりポーズ”。

「うん?俺におねだりしてんの?…もっと弄って…て」

クスクスと胸元で笑いを零す銀時を、定まらない焦点でなんとか探し出して視界の中に捉えた。
淡い刺激も、延々と続けられれば目の眩むような快楽に変貌していくものなのだ。

「ぁあ…ふっ///ちが―…んん///」

「…我慢しなくてイイって…、トシ君も溜まってるんでしょ?」
パンパンだよ…?
トシ君の…あそこ。

ズボンの下を押し上げるように突っ張っている雄は確かな熱をはらむんでいた。土方は火でもついたようにさらに顔をあからめて、
恥ずかしそうに唇を咬んで、恨めしそうに銀時をみやる。

「…だ…てぇっ…も…ひ…ひとり…じゃ…ぃ…イけな…いぃ…から…っ///」

快楽からなのか、羞恥からなのか定かではないが、潤んだ漆黒の瞳からぽろぽろと大粒の涙を零しながら
嗚咽と喘ぎ混じりに土方は目の前の恋人に告げた。

「可愛い…。」

普段が普段で、クールな上に強がりの意地っ張りな恋人だけれども、本当は快楽に従順で、自分だけには素直に甘えてくる。
その度に銀時はそれだけで土方を独占しているいう実感して、悶える表情と可愛らしい鳴き声に酔いしれるのだ。

「ぎ…ときが悪ぃ―///」

つまり土方は、銀時があまりにその躯を自分好みに愛して抱くから
自分の手で自身を慰めるような拙い愛撫では1人で達することもできなくなってしまった、とそういうことが言いたいのである。
土方は万年発情期の銀時のような人間ではないが、
生理的現象はさすがの鬼の副長も勝てなかったのだ。

銀時と躯を重ねることのなかったせいで躯の奥が欲望で渦巻くいて、出口を求めて躯の中心部がカッと熱くなるのだ。
そのもどかしい熱がこみ上げてはくるけれども、毎晩のように銀時に抱かれて開拓されてしまった土方の躯は、
…不本意ながらも自慰だけの快感では満足できなくてそれだけでは達することができない躯になってしまったのである。

「…そう、ね。まぁ、そう躾たのも俺だけどさ…んじゃぁ、どうして欲しい?」

土方のズボンのファスナーを一気に引き下げ、張りつめて天を向いている土方の雄を露にさせる。
急に外気にさらされて、小刻みに震えている土方の性器の先端は透明な蜜の雫を結んでいた。

「ぅふ…はぁっ…は///」

自身から目を背けようとする土方の顎を捕らえて、強引に無理やり下を向かせた銀時は、突然、土方の両脚の膝裏を掴み上げてグイと割開かせた。
今はまだ、硬く閉じたままの卑猥なピンク色をした蕾も、柔らかな茂みも、無理矢理、射精を抑制して震えながら耐えている自身も…
全て、銀時に曝さなければならないその格好。
土方はその反動でベッドヘッドに背中を預け、ずる…、と力なくベッドへ沈み込んだ。

「ゃぁ…あ///」

羞恥に煽られて、きゅ、と両目を瞑る。そんな土方さえも愛しいと感じ、その恋人を支配できる自分に満足した銀時は小さく微笑んだ。

「…んじゃぁ、このまま我慢したいんだ?」
「ゃァ…っ…ぃ…イきたい…っ///」
「…どやって?先っぽ、触ってぐちゅくぐちゅに弄って欲しいのかな。」



「…んっ…ァ…触って…ぇ…///」



赤く染まった頬のまま伏し目がちの潤んだ瞳でそう告げる。
視姦されているせいか、僅かに震えながら、先走りで濡れる土方の欲望の中心と嬌声が、訴えるようにして銀時の本能を暴き出す。



「素直な良い子は…大好きだよ…。」
素直じゃない子をねじ伏せるのも大好きだけど…ね。



「んぁァ///!ふぁ…ひゃゥ…っ///」



欲情した雄の熱がそう簡単に収まるはずは筈はなく、その衝動を突き動かれされるままに赤い舌を覗かせて、土方の肉棒に舌をのばした。
甘い味がしそうな、透明な蜜色。




可愛い可愛い俺だけのハニーの味。



先端の窪みの輪郭をなぞるように淫猥な水音を立てながら、可愛い恋人の性器を丁寧に舐めあげる。

「んァ…っぁ、は…ぎん…んんっ///」

硬さを増していく土方の肉竿を優しく捕らえながら上下にしごいてやると
頭の上からは心地よい快楽の旋律の音が奏でられて一層、愛おしい気持ちでいっぱいになる。
根本まで銜えて、裏筋に舌を這わせてやれば甘いミルクも、口腔内に溢れていっぱいに広がっていく。

ぬめりと熱い粘膜がもどかしいほどに、快楽はがりを土方に与え続けるのだ。

「ァはぁっ…ん…ぎんと…きィ…っ///」

すでに理性などかなぐり捨ててしまった土方はいまや快楽と悦楽に従順な愛玩人形のように鳴くばかりだった。



「…うん?気持ちい?トシ君…」



舌先で性器を弄びながら、銜えたまま土方の熱に浮かされた瞳をみやる。


まるで焦点が定まらない瞳が艶かに微笑むと
さらなる快楽を貪ろうと銀時の顔を、
手錠に拘束された両手の代わりに自分の両股の間に挟んで抱き寄せる。

「ん…もっと…ぉ…もっと…悦くして…ぇ///」

土方の身体ビクんビクンと反応して弓なりになる度に
ガチャガチャという金属音が耳まで届く。

「…仰せのままに…」








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