( )UCK+弐+

「…しっかり興奮してんじゃねぇか…。」 随分、都合の良い躯なこった…。 躯は熱くてたまらない、と素直になって俺にねだってくるというのに まだ意志を持っているのか、土方はがんとして俺を拒否するばかりだった。 「『元』攘夷には脚を開いても現役にはお戯れも勘弁てか…あ?淫乱は淫乱らしく腰振ってあんあん鳴いてりゃ良いんだよ。」 「ぃ…らんじゃ…ね…っ…んぅっ!?…っぐ…ふ」 土方の胸ぐらを掴み上げて、その、血のように赤く艶めく唇を強引に奪ってやった。 土方は俺の舌を噛むつもりだったのか、抵抗しようとした。 けれど、なま暖かいその肉厚を、逆に絡め取って吸い上げやる。 まず相手を堕落させる為には極上の口吻で欲情させることだ。 「ぁ…ふぁ…ン…っ」 案の定、土方が漏らしたのは抗議の言葉ではなく濡れた嬌声だった。 辺りは漆黒の夜闇に包まれていて 時折、曇間から覗くわずかな星達の光だけが俺達を照らしていた。 淡く薄いブルーのフィルタにかけられているような夜に照らされた土方はあまりに扇情的で 再び、加虐心が激しく揺さぶられた。 傷つける事の愉しさよりも、 犯して、そのナカに心に体に全ての傷を刻んで欲だけ尽き果てるまでぶちまけて、 吐き出して 出して 射精て。 俺だけの精液ミルクしか呑む事のできないセックスドールに… してやりたいと思った。 強く。 強く。 先ほどよりもずっと強い…、征服欲さえもはらんでいる自分の中の熱と衝動。 俺は土方の肩を両手で押さえつけて、壁に磔にした。 むきだしの胸元から覗く、 紅い鬱血の華と2つの桃色に色づいた小さな果実がチラりと覗いた。 陶磁器のような真っ白な肌によく映える。 「…可愛い飾りは俺におねだりしてるみてぇだなァ…?」 ぷくり、と尖る乳首のラインをなぞるように舌を這わせて舐めあげる。 甘い果実の蜜の味。 自分でも、自身の身体がますます熱くなっていくのがわかった。 欲望の中心が疼いて、今すぐにでも、目の前で切なく鳴く猫にぶち込んでやりたくなる。 「…ぃやだ…っ…///…っぐ」 「…今更我慢する必要もねぇだろうが。後ろで欲しがってるくせに何言ってやがる。」 …どっちもキモチヨクなれる最高の方法だろうが…。 「…っぁ、やめ…っ///!!!」 土方が着付けている着物の着物帯も 中途半端に結ばれているだけで、ほとんど乱れたままだった。 その姿は俺に、色情事の痕を色濃く思い出させる。 頑なになり、いつになっても蕾を開こうとしない土方に苛つきを感じて 俺の方からその柔らかな脚の内腿に手を滑らせてやる。 ぴく…、と震えるわずかな反応も見逃さない。 「…脚開けっつってんだよ。」 土方の腿を内側からグイ…と強引に左右に開かせて、勢いよく着物を割る。 「…くく…さすが淫乱だなぁ…?土方ぁ」 案の定、着物の下には何も着付けていない。 突然、外気に曝されてヒクヒクと痙攣している…色の良い男性器。 たっぷりと蜜で濡らした甘い欲望。 土方自身の乳白色の精液でとろりと濡らされた柔らかそうな肉棒が着物の間から覗いた。 「犯して下さいって言ってるようなもんじゃねぇか。」 いつでもどこでも突っ込めマスってか? 「…っ…///」 もう返す言葉も頭に浮かばないのだろうか。 残された理性と、羞恥心に頬を染めて、うっすらと涙を滲ませたままきゅ…と唇を再び噛みしめていた。 最高に愉しい。 愉しい 愉しい 愉しい 「男の性器だったら何でも良いのかよ?真選組の鬼の副長様がぁ…言葉で詰られるだけでイきそうになる変態なだったとはなぁ?」 高笑いばかりが乾いた風に乗って響いていった。         ※COMING SOON※