甘い恋人

「…何、今更ビビってんだよ」 始めて高杉が住んでいる部屋に招かれた土方は緊張のあまり体をガチガチに強ばらせていた。 「ビビびビビってなんかねぇ///!!!」 (珍しく優しいから緊張してんだっつうの///!!!) 土方の胸の内など、高杉は全く知る由もなく、 こんなクリスマスの夜でさえ自分に甘えようとしない土方に苛立ちを感じる始末。 「…んじゃ何でそんな固まってんだよ…まぁだ何もしてねぇだろうが」 土方を自分の両脚の間に座らせて、後ろから優しく抱きしめている高杉。 いつもは“愛している”と囁きながら、鬼畜三昧、サディスト三昧でさんざん土方の羞恥心ばかりを煽ること虐げる癖に、タイミングを計ったように 時に、こんな風に優しくする。 しかし土方にとってそれは、かえって緊張してしまう結果になる。 「…優しくなんてしなくて良いからぁ…やっぱ痛くして欲しいの、とかそうゆうことか…?あ?」 「違う…っ///…ぁ、ひぁ…っ///」 突然、土方を抱きしめていた高杉の手が、土方の柔肌を滑るように 着物の裾を割って、白い内腿を這っていった。 いやらしい手つきで、わざと土方の欲を煽っているような…。 「…気持ちよくさせてやるっつってんだ…良いだろうが…」 「…ゃァ…っん…///」 ぞくり…、と背筋を這っていく快楽の波がじわじわと土方を侵していく。 「…そ、れじゃいつもと変わらな「…じゃあ…どうされたい?」 …たまには…可愛い恋人のおねだり…聞いてやろうじゃねぇか…。 土方は、頬を朱色に染めあげながら少しだけ視線をさまよわせた。 言ってもいいのものかと、悩んでいたのか遠慮がちに、高杉の耳元に唇を寄せて囁いた。 「…き…キスして…ほし…ぃ…///」 気持ちい…奴…/// 「ちゃんと可愛いこと言えるじゃねぇか…」 熱い舌先で土方の輪郭を辿りながら、やんわりとしなやかな指先で土方の顎を捕らえる。 「ぁ…んふ…///」 土方の腕を掴んで、半ば強引に自分の方へ持ってきて首筋に絡める。 土方の唇を優しく舌先で愛撫をすれば、高杉の舌を誘うようにして、口吻に答えるために自ら唇を開く土方。 高杉が角度を変えて土方の口吻を味わう度にちゅく…ちゅ、と卑猥な水音が立つ。 「次は…俺のが欲しい…って…言ってみろや…。」 最高に…気持ち良いプレゼント…、くれてやるぜ…? 高杉 晋助
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