*'+。.: A HAPPY NEW YEAR-2005- *'+。.:








「…ん…っ」

朝の眩しい光が窓から降り注いで、まどろみの中からゆっくりと瞳を開ける。

「…っ///!?…ふ、ぁ…っ」

緩く軋むベッドから上体を起こそうと試みてみるけれども、
腕どころか躯に力が入らなくて布団の中に再び突っ伏してしまった。
今更ながら気づいたのだが、…夕べから朝方まで一晩中肌を重ねあって…まだ銀時と繋がったままだったのだ。
それも最後に後ろから抱かれたままの格好で。

未だに濡れそぼって、湿ったままの状態で動こうとして、クちゅり…と
さんざん聞かされた卑猥な水音が響いて、俺の中で熱を持っているモノの存在を俺自身に気づかせたのだ。

「ぎ、銀時ィィ///!!!てってめぇ…何でまだ挿れてんだよ///!!!」
ぬ…抜け…って…///

“無理だ”と言って、俺が抵抗したのに“いいじゃん…もう新しい年が来るんだから…♪”
と、サラりとかわされて何度もイかされたのを思い出してしまい、だんだんと言葉が小さくなっていく。

「…ん…?…ぁ?あ、はっぴぃにゅーいやぁあぁ〜、トシ君…vV」

同じ布団の中から銀時が土方の腰に回された両腕をさらに自分の元へと抱き寄せながら
眠そうな声で、新年おきまりの挨拶を口にする。
もちろん、今、俺も銀時もどちらも何も着付けておらず
文字通り生まれたままの姿で抱き合っていた。
昨日はどうしても、と銀時が言うので忙しいところを
近藤さんに無理を言って非番にしてもらったのだ。

もちろん、俺も一緒に居たかったのは事実だけれど…///

「だってトシ君がさァ、俺が最後にイった後にすーぐ寝ちゃうから、抜くに抜けなかったの〜。」
無理矢理したらキズついちゃうし、可哀想なんだもん…。

「…全く…ロマンチックの欠片もないんだからさぁ…」
トシ君は…。
一緒に新年を迎えようとか思わないのかねぇ…?

「だ…っだ…てそれはお前が…///」
…激しくするから…っ…///

銀時はぷぅと頬を膨らませながらも、謝ろうとはせずさらに腰を奥まで進めて繋がりを深くする。


言ってる事とやってる事が正反対なんだよ///!!!
てめぇは///!!!



「やぁあぁ///!!!ンぁ…はっ///…馬鹿…ぁ…やろ///!!!」

そうハッキリと文句を言ってやりたいのに、俺の中でドクン…、
と脈打つ銀時自身に躯が震えてしまい、言葉になる前に甘ったるい嬌声に変わってしまう。
俺を抱く、恋人の甘ったるい香りのような。
さんざん擦られて敏感になってしまったのか、銀時を最奥まで誘い込むように飲み込んでいく。

「…根本までいっぱい入っちゃったねぇ…そんなに美味しい…?」
俺のキャンディは…。

わざとらしく腰を揺らしながら、俺の前立腺をかすめながら責め立てる。
直接的な愛撫をくれないひねくれた恋人の性格は重々承知している。
…そうやっていつも俺からねだるのを待っているのだ。
この男は。

「はぁん…んぅっ///」

肩越しに首だけをなんとか動かして、ゆっくりと振り返えりながら
銀時の顔を睨みつける為に、早くも焦点の合わなくなった視線をさまよわせる。

「…ぎちゅぎちゅだよ…トシ君の中。俺ので…いっぱい…」
美味しいょ…ってヒクヒクして言ってる…。

自分でも認めたくないけど胎内を情熱に擦り上げて、
行ったり来たりを繰り返す銀時の雄に、確かに欲情していた。
証拠にナカの襞がいやらしく銀時の肉棒に、
はしたなく絡みついている。
味わうように。

「ぅ…るせぇ…ょ///」

俺の精一杯の強がりも声が上擦ってしまったせいで、まるで覇気がない。

「ふふ…素直じゃない上のお口も好きだよ…」
俺に従順なぐちゅぐちゅのお口は…もっと大好きだけどね。

「…っぅ、ふぁ…んは…っ」

銀時がゾロリと俺のうっすらと汗ばんだ背中に舌をはわせてゆっくりと舐めあげる。
項まで滑ってちゅく…と何度も啄むような口吻を繰り返す。
首筋にもなぞるような舌先が滑り、華弁を咲かせる。
余していた手の片方の指先が俺の顎に伸ばされして、銀時の唇の方へ向けさせられる。


「…んね、トシ君…キスしよ…?」
今年初めての、ね。

「ぎ…ん、ふぅ…は///」

返事を返すよりに先に、易く侵入してくる銀時の濡れた肉厚に
舌を絡め取られる。
ちゅく…ちゅく…、と赤ん坊のように、舌を吸われる度に頭がぼぅっとしていく、その銀時の口吻はやはり昨日とは変わらない。
俺を自分の虜にさせる為の最高に酷くて、最高に甘い其の手口。
変わらない。
…好きだから。
全部を銀時に委ねる。



…変わらないから、わかってるから安心する。



確かな熱を直に感じて、本当の声で、キスで答えて。



「…トシ君…大好きだよ…。どれだけ伝えたって…足んないくらい」
来年の今日もその次もずっとずっと…大好き。



「傍にいて…」
トシ君は…?

強く抱きしめられて、さらにはひどく優しい銀時の言葉にさえも反応して
ビクン…と体が弓なりにはねる。

「…好き、大好き」
トロケルくらいの甘い熱を。
僕に下さい。

「…俺も…好…きだ…よ…///」



いつも、きっと、これからも…ずっとずっと。



貴方だけ。
貴方への想いだけ。






これからも、君だけを…
雪に反射して光る、この眩しい朝陽に誓って。










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